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かわいさと柔軟性の両立──「Ikastrious v21」レビュー!
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かわいさと柔軟性の両立──「Ikastrious v21」レビュー!

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目次
モデルレビュー - この記事は連載の一部です
パート 11: この記事

maya-ol-4.webp
「さあ、また始めましょう、マスター。」

こんにちは、Einarです。

前回のレビューから、ずいぶん時間が空いてしまいました。実はその間にもいろいろなモデルを試していたのですが、検証を重ねるうちに、自分のキャラ用LoRAがベースモデルの個性を上書きしてしまっていることに気づきまして……。これはまずい、ということで、いったん全部を一から作り直すことにしました。

おかげさまで、ようやく納得のいく状態に仕上がりました。これで安心して、またレビューを再開できます。ええ、もちろん目的は真面目な検証です。まやちゃんを眺めるためではありません。決して。

さて、今回取り上げるのは、gikoさん制作のIkastrious

作者いわく

「クリアな線と発色が特徴の、高品質な汎用アニメモデル」

“線がきれいで発色が良い汎用モデル”。
言葉だけ見れば王道ですが、実際のところ、このタイプで完成度の高いモデルは意外と多くありません。しかも現在はバージョン21まで継続的にアップデートされており、作者の本気度もうかがえます。

果たしてその実力はどうなのか。
さっそく検証していきましょう。

……と、その前に。
まずは今回のレビュー条件から確認していきます。

初めに
#

anya-surprised-2.webp
「ま、マスター……まさか今回はやり方を変えたって言うんですか!?」

ええ、その通りです、アニャさん。

今回はレビュー方法を少し見直しました。まず、テストに登場するキャラクターをほぼ総動員しています。さらに、現在私が使用しているモデルで生成した参照画像と並べて比較する形式を採用しました。

ほとんどの作例は、

  • 左:今回レビュー対象のモデル
  • 右:同じプロンプト・同じシードで生成した参照画像

という構成になっています。画像をクリック(またはタップ)すると拡大表示できますので、違いをじっくり確認してみてください。また、LoRAを使用している場合は、必ずリンクも掲載しています。

eiko-perspective-3-cleanup.webp
「視点の問題ですわ。今の角度だと、いろいろ見逃していますよ、マスター。」

……いえ、覗きませんよ?

詠子さんの言う通り、多くの人は縦構図(ポートレート)で画像を生成します。そのため、横構図(ランドスケープ)でどれだけ安定するかは意外と見落とされがちです。

「水着のまやちゃんを横長で生成したい」と思ったときに破綻していては困りますからね(あくまで検証目的です、ええ)。

というわけで、今回は横構図テストも追加しています。

それでは、テスト条件を簡単に確認してから、本編に入りましょう。

生成のパラメーター
  • CFG スケール:4.0
  • サンプラー:Euler
  • スケジューラー:default
  • 予測方式:epsilon
  • Beta スケジューラー:default
  • タイムステップ間隔:leading
  • ステップ数:30(高解像度ステップ数:20)

参照画像に使用したモデルは Anime Screenshot Merge NoobAI 4.0 です。

各イラストのプロンプトは、クリックまたはタップで展開できます。
共通のネガティブプロンプトは以下の通りです。

lowres, worst quality, low quality, lipgloss, parted bangs, dutch angle, blush

変更がある場合は、その都度明記します。

さて、前置きはこれくらいにして——
レビュー本編、スタートです。

まずは王道から:まやちゃん&ゆかちゃん
#

レビューの幕開けに欠かせないのが、世界一のベストガール——まやちゃんです(異論は受け付けません)。そしてその直後には、長年「世界第2位」の座を守り続けているゆかちゃん。……そんなランキングが本当に存在するかはさておき。

冗談はこのくらいにして。

まやちゃんとゆかちゃんは、これまでの学習データが最も充実しています。衣装、ポーズ、表情のバリエーションも豊富で、プロンプトへの反応も安定。いわば“イージーモード”枠です。だからこそ、まずはここからチェックしていきます。

かわいさ検証①:制服まやちゃん
#

まずは定番の教室シーン。いつもの制服姿からスタートします。

情報

まやちゃんの生成では、常に multiple bracelets, armlet, wristband をネガティブに追加しています。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, hirukawamaya, athletic girl, medium breasts, brown hair, bob cut, blunt bangs, blunt ends, blue eyes, black bracelet, mncs, waving, smile, serafuku, school uniform, summer uniform, dark blue sailor collar, dark blue pleated skirt, aqua neckerchief, cl4ssrm, indoors, chalkboard, classroom, podium, school desks, bookcase, morning, day, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:hirukawamaya-kohya:0.9> <lora:Classroom-IL:0.8>


このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

とても良いですね。

Ikastriousは、くっきりした線と発色の良い“アニメ風フラット塗り”が非常に得意です。影はシャープで、コントラストもはっきり。私の好みにかなり刺さります。

テスト中に感じたのは、場合によっては anime coloring の強度を 1.1〜1.2 まで少し上げると、より狙った方向に寄せやすい、という点です。

情報

デフォルトではやや「幼め・可愛らしさ強め」の傾向があります。
まやちゃんたちの年齢感とズレるため、child, loli をネガティブに追加しています。

かわいさ検証②:私服まやちゃん
#

……さて、次は私服です。決して“肌見せ目的”ではありません。検証です、検証。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, hirukawamaya, athletic girl, medium breasts, brown hair, bob cut, blunt bangs, blunt ends, blue eyes, black bracelet, mncs, standing, contrapposto, hand on hip, arm at side, smile, yellow shirt, t-shirt, denim shorts, open fly, navel, groin, lowleg, street, city, urban, sidewalk, crosswalk, skyscraper, tokyo \(city\), midday, day, noon, blue sky, cloud, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:hirukawamaya-kohya:0.9> <lora:CuteGroin:1.0>


このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

構図・ポーズともに非常に忠実。プロンプトとシードを揃えた参照画像と比較しても、違和感はほとんどありません。LoRAの影響も最小限で、キャラクターの印象が崩れていないのは好印象です(まやちゃんが素晴らしいのは言うまでもありません)。

細かい違いとしては、腹部周辺の影のシャープさ。参照画像のほうがややコントラストが強めですが、これは前述の通り anime coloring の強度調整で寄せることができます。

ここまでを見る限り、「かわいさ再現力」はかなり高水準。
では次は、ゆかちゃんでさらに掘り下げていきましょう。

親友・ゆかちゃんの実力は?
#

まやちゃんの長年の親友、ゆかちゃんはどうでしょうか。

デザイン自体は比較的シンプルですが、実はモデルのクセが出やすいキャラクターでもあります。特にピンクの髪。モデルに色バイアスがある場合(初期のIllustrious系によく見られました)、ピンクが背景や衣装にまで“にじむ”ことがあります。

では、Ikastriousではどうなるでしょうか。

情報

ゆかちゃん生成時は、常に low twintails をネガティブに追加しています。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, inoyuka, athletic girl, medium breasts, pink hair, very long hair, twintails, hair scrunchie, blue scrunchie, purple eyes, hands on hips, standing, grin, serafuku, school uniform, summer uniform, dark blue sailor collar, dark blue pleated skirt, aqua neckerchief, street, suburb, city, urban, wall, house, tree, utility pole, road sign, evening, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:Yuka_Ino_V10:0.9>

このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

……かわいい。はい、かわいいです。

品質面では、現在使用している参照画像モデルとほぼ同等。Ikastriousはepsilon予測方式ですが、塗りや発色の安定感は十分です。

背景については、両モデルともやや弱点があります。純粋なアニメ風Illustrious系にありがちですが、壁や小物に「それっぽいけど実在しなさそうな要素」が混ざることがあります。例えば、ゆかちゃん背後の壁のディテールなどですね。

とはいえ、これはIkastrious固有の問題ではなく、同系統モデル共通の傾向。特別悪いという印象はありません。

頼れるお姉さん組:詠子さん・アニャさん・湖乃美さん
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かつては生成が難しいと言われていた“お姉さん枠”の3人ですが、最近のモデルではかなり安定してきました。

今回は、大人びた魅力がどこまで再現されるかも含めてチェックしていきます。

天才エンジニア・詠子さん
#

まずは詠子さん。

今回は「実用に近いテスト」を意識し、研究室用のLoRAも併用しています。背景まで含めて、どこまで安定するでしょうか。

情報

詠子さん生成時は、huge breasts をネガティブに追加しています。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, aramakieiko, athletic girl, medium breasts, brown hair, short hair, two side up, ahoge, red eyes, crossed arms, standing, smile, lab coat, light blue shirt, collared shirt, pencil skirt, black thighhighs, id card, red lanyard, l4b, indoors, laboratory, test tube, monitor, shelf, vial, bottle, flask, cabinet, reflective floor, cable, chemicals, jar, ceiling light, liquid, potion, underground, secret base, science fiction, futuristic equipment, (teleporter:1.1), cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:eiko-kohya:0.9> <lora:Laboratory_-_IL:0.7>


このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

非常に良好です。

詠子さんらしい凛とした雰囲気がきちんと出ていますし、参照画像との差もほとんどありません。背景LoRAを使用しているとはいえ、過去にテストしたモデルではLoRA併用時でも背景が破綻するケースがありました。

その点、Ikastriousは安定性が高く、構図・空間ともに破綻が少ない。これは明確な強みと言えるでしょう。

謎多きアニャさん
#

では、アニャさんはどうでしょうか。

情報

ネガティブに huge breasts, light blue hair, long sidelocks, lace-trimmed legwear, brown thighhighs を追加しています。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, nazonoanya, athletic girl, medium breasts, grey hair, very long hair, ponytail, green eyes, hand to own chin, smile, office lady, black thighhighs, skirt suit, blue necktie, jacket, 0ff1c3, indoors, office interior, desk, monitor, window, papers, book, midday, day, noon, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:anya-kohya:0.9> <lora:Office_Interior:0.7>
このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

ここで少し差が見えます。

顔まわりをよく見ると、リップグロスがかなり強調されています。これはアニャさん本来のデザインには含まれない要素です。

つまり、LoRAを使用していても、モデル側のバイアスが一部表面化することがある、ということです。

今回はネガティブに (lipgloss:1.2) を追加することで調整できましたが、より大人びたキャラクターを生成する場合は、こうした微調整が必要になる場面もあるでしょう。

設定は崩れないか?湖乃美さん徹底チェック
#

そして、ここで新規参戦です。

これまで少し出番が少なかった湖乃美さん。実は2年ほど前からいるのですが、レビューで本格的に取り上げる機会があまりありませんでした。

見た目や衣装の再現性については、LoRA自体がかなり安定しているので大きな問題はありません。今回このモデルで確認したいのは、ずばり――

胸のサイズ。

湖乃美さん、怒らないでください。
これはあくまで検証です。

モデルによっては、設定より大きくなりすぎたり(それはそれで…?)、逆に小さくなりすぎたり(それはさすがに困ります)することがあります。キャラクター設定からズレるのは避けたいところです。

というわけで、しっかりチェックしていきます。
(あくまで検証ですからね、本当に。)

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, inouekonomi, athletic girl, small breasts, black hair, long hair, purple eyes, on one knee, serious, determined, v-shaped eyebrows, agentsuit, black bodysuit, black jacket, utility belt, open jacket, harness, thigh holster, 4lley, outdoors, alley, urban, night, dark, late night, blue hour, darkness, dim lighting, (chiaroscuro), cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:konomi-kohya:0.9> <lora:Urban_Alley-IL:0.7>
このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

……ひと安心です。

両モデルともサイズ感は設定通り。破綻もなく、自然なバランスに仕上がっています。
むしろ個人的には、Ikastrious版の湖乃美さんのほうがわずかに良いと感じました。

今回も、私が普段使っている標準プロンプトのみで生成しています。つまり、このモデル向けに最適化すれば、さらに伸びる余地があるということです。

主要キャストは一通り確認できました。
次は『星光の英雄たち』本編組――変身後のまやちゃんと武志さんを見ていきましょう。

ヒーロー形態も検証:変身まやちゃん&武志さん
#

以前のレビューを見てくれている方なら覚えているかもしれませんが、LoRAを用意する前は、変身後のまやちゃんと武志さんは多くのモデルにとっていわば“ハードモード”でした。今ではそこまで難しくありませんが、それでもモデルごとに差が出やすいポイントです。特に、まやちゃんの強化スーツの再現度と、武志さんの“年齢感”は要チェック項目。Ikastriousがどう応えるのか、しっかり見ていきましょう。

変身まやちゃん:スーツ再現度チェック
#

まずは、まやちゃんの例の……素晴らしいスーツから。
今回の注目点は、余計な装甲パーツが勝手に追加されないか、そして配色が崩れないか(特に金や黄色に寄りやすいのは、なぜかよくある現象です)。では、検証開始です。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, mayaalt, athletic girl, medium breasts, light blue hair, very long hair, blunt bangs, blue eyes, pointing, pointing at viewer, serious, determined, v-shaped eyebrows, psuitagata, blue gemstone, chest jewel, white armor, power suit, white bodysuit, power armor, school rooftop, midday, day, noon, blue sky, cloud, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:maya-alt-kohya:0.9> <lora:School_Rooftop:1.0>
このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

結論から言えば、問題なし。まやちゃんは相変わらずクールで、スーツA型も忠実に再現されています。参照画像とのポーズ差は、単なるプロンプトのタイポによるもの。条件を揃えれば、ほぼ同等と見ていいでしょう。

では、武志さんはどうでしょうか。

主人公・武志さん(私服&背教者)
#

『星光の英雄たち』の主人公ですから、当然ながら妥協はできません。SD1.5時代は顔を安定して出すだけでも大変でしたが、最近のモデルでは9割方は再現できるようになっています。それでもテストする理由はひとつ。問題は“顔”だからです。

モデルによっては、武志さんが妙に若くなったり、逆に年齢を重ねすぎたりします。LoRAを使っていても、意外とここで崩れることがあるのです。では、Ikastriousの実力を見てみましょう。まずは私服姿から。

情報

武志さんの生成では、ネガティブに shota, beard, stubble, kuroshitsuji を追加しています。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1boy, yamasetakeshi, male focus, short hair, brown hair, brown eyes, hands in pockets, smile, glasses, white polo shirt, short sleeves, breast pocket, brown pants, belt, shirt tucked in, street, suburb, city, urban, wall, house, tree, utility pole, road sign, midday, day, noon, blue sky, cloud, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:takeshi-kohya:0.9>

このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

かなり良い仕上がりですが、100%とは言い切れません。よく見ると、Ikastrious版の武志さんはやや若く見えます。今回の画像は5枚中のベストですが、全体的に少しだけ年齢が下振れする傾向がありました。(mature male:0.95) のような微調整を入れると安定しそうです。

続いて、背教者アーマー。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1boy, yamasetakeshi, male focus, short hair, brown hair, brown eyes, holding sword, holding weapon, fighting stance, long sword, serious, determined, v-shaped eyebrows, haikyosha, armor, blue armor, power armor, street, city, urban, sidewalk, crosswalk, skyscraper, tokyo \(city\), night, dark, late night, blue hour, darkness, dim lighting, (chiaroscuro),, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:takeshi-kohya:0.9> <lora:Weapons:1.0>
このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

アーマーは期待通り、余計な改変もなく再現されています。顔の印象も私服時より安定しており、若く見える傾向はやや軽減されています。大きな破綻はありません。

ちなみに、参照画像の方は両手とも指が4本になっていますが……はい、分かっています。同じシードとプロンプトを使った結果です。ご愛嬌ということで。

剣の描写はIllustrious系としては標準的な出来。最高峰というわけではありませんが、実用上は問題なし。必要ならControlNetを使えば十分カバーできるでしょう。

ここまでは、いつもの定番テスト。次は、今回追加した新しい検証項目に進みます。

ランドスケープ構図の実力検証
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レビュー冒頭でも触れましたが、生成の主流は縦構図(ポートレート)です。ただし、壁紙用途や背景をしっかり見せたい場面など、横構図(ランドスケープ)を使いたいケースも十分にあります。……たとえば、まやちゃんの水着とか。いえ、これはもう言いましたね。

モデルによっては、学習元やマージ構成の影響で横構図が不安定になることがあります。特に横構図でのクローズアップでは、体のバランスが崩れるケースも見られます。そこで今回は、その点も含めて検証しました。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, hirukawamaya, athletic girl, medium breasts, brown hair, bob cut, blunt bangs, blunt ends, blue eyes, black bracelet, mncs, lying, on stomach, from side, the pose, barefoot, happy, smile, open mouth, bikini, black bikini, side-tie bikini bottom, front-tie bikini top, polka dot bikini, white polka dot, beach, ocean, waves, horizon, coastline, midday, day, noon, blue sky, cloud, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:hirukawamaya-kohya:0.9>

このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

結果は良好です。Ikastriousでも横構図は安定しており、体のバランスも自然。背景とのなじみ方も違和感がありません。……そして、まやちゃんも相変わらず素晴らしいですね。これで構図面の不安はひとつ解消です。

情報量の多いシーンへの対応力
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ここからは、エフェクトや細かい要素が大量に入る“情報量多め”のシーンを検証します。タグ数が増え、プロンプトも長くなります。SDXL系はプロンプトが長くなるほど各タグの効きが弱まりやすいため、この条件はモデルの安定性を見る良いテストになります。

今回も例によって、まやちゃんの変身シーンを生成します。オーラ、電撃、衣装の破損、飛び散る布片など、かなり要素を詰め込んでいます。あえて普段使用している特殊エフェクト系LoRAは外し、モデル単体の実力を確認しました。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, hirukawamaya, (raised fist, arm up), full body, legs apart, (outstretched arm), floating hair, athletic girl, medium breasts, brown hair, bob cut, blunt bangs, blunt ends, blue eyes, black bracelet, mncs, standing, (electricity, aura:1.2), henshin, (torn clothes:1.2), (exploding clothes:1.2), underboob, navel, collarbone, (exploding shirt:1.0), exploding socks, exploding shoes, torn shirt, exploding skirt, torn socks, white kneehighs, loafers, bare shoulders, torn skirt, torn neckerchief, cloth pieces, serious, determined, v-shaped eyebrows, open mouth, shouting, serafuku, school uniform, summer uniform, dark blue sailor collar, dark blue pleated skirt, aqua neckerchief, street, city, urban, sidewalk, crosswalk, skyscraper, tokyo \(city\), night, dark, late night, blue hour, darkness, dim lighting, (chiaroscuro),, cinematic angle, cinematic lighting, dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:hirukawamaya-kohya:0.9> <lora:Torn Burnt Clothes (Illustrious) v1:1.0>
このモデル
このモデル
参照画像
参照画像

この結果から分かるのは、epsilon系モデル(Ikastrious)の傾向です。ポーズや構図自体は安定していますが、エフェクトの出方はやや控えめです。特にオーラ表現は、v-prediction系(参照画像)のほうが強く出ています。

また、背景に謎の群衆が出現している点も興味深いところです。モデルが独自にドラマ性を補完したのでしょう。……まやちゃんの変身を見守りたかったのかもしれません。

同等の迫力を求めるなら、エフェクト系LoRAを追加するのが無難です。ただしこれは欠点というより特性の違い。用途に応じて補助を組み合わせれば十分対応できます。

さて、いよいよ最後のテストです。
これまで以上に負荷の高い検証項目、準備はよろしいでしょうか?

最終試練:ControlNet耐性テスト
#

ControlNet(知らない方はこちらのチュートリアルをご覧ください)は、モデルの性能を測るうえで非常に優れたストレステストになります。
というのも、モデルによっては入力画像の追従度が大きく異なるからです。

強度が弱すぎると、入力画像が反映されにくくなり
逆に強すぎると、不自然に引っ張られることも

――そんな難しさがあります。

さて、本日のテストはベッドに横たわるまやちゃんです。この表情……何か言いたげですよね。いったい何を伝えようとしているのでしょうか?

情報

ControlNetには、NoobAI-XL向けのDepth強度0.5に設定しました)とOpenPose(強度1.0)を使用しました。再現したい方のために、使用したコントロール画像も掲載しておきます。

プロンプト(クリックして表示)
anime coloring, 1girl, solo, hirukawamaya, medium breasts, brown hair, bob cut, blunt bangs, blunt ends, blue eyes, black bracelet, mncs, from side, lying, on side, smile, half-closed eyes, underwear only, black lace bra, black lace panties, groin, linea alba, looking at viewer, cozybedroom, bed, wooden floor, desk, blanket, pillow, computer, computer chair, bookshelf, poster, window, suburb, indoors, girl's room, midday, day, blue sky, noon,dot nose, very awa, newest, year 2024, masterpiece, best quality, absurdres, very aestethic <lora:hirukawamaya-kohya:0.9> <lora:Cozy_bedroom_-_Illustrious:0.7>


……おっと、セクシーですね。ごほん。
それはさておき、Ikastriousは複数のControlNetモジュールを併用しても破綻が少なく、比較的高めの強度設定でも全体の描写や塗りの雰囲気を崩しません。この安定感はかなり評価できます。

さて……(きっと皆さんお待ちかねの)あとひとつだけ確認して、このレビューを締めましょう。

シャワーテスト
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モデルを試すときに行うテストの一つに、NSFWコンテンツにも役立つかどうかを見ることがあります。この実験を「シャワーテスト」と呼んでいます:私のキャラクターの一人がシャワーを浴びているシーンを生成し、モデルが彼女のヌードを描くことができるかどうかを確認します。この場合、問題なく機能します。

警告

画像にはヌードが含まれ、NSFW(職場閲覧不適切)です。

使う価値はあるか?
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eiko-running-2.webp
「あと一歩…!」

いくつか細かなクセはあるものの、gikoさんがIkastriousに相当な労力を注いできたことは明らかです。なにしろ、すでにバージョン21ですからね。

プロンプトへの追従性は高く(SDXL固有の制約やepsilon系モデル特有の傾向はあるとはいえ)、使っていて「こちらが主導権を握れている」と感じられるのは大きな強みです。発色もクリアで、仕上がりは素直に気持ちがいい。かわいさ寄りの表現が好きな方なら、特に扱いやすいモデルでしょう。

というわけで、総合的に見て――
おすすめできる一本です。

実際の作例は記事末尾のギャラリーにも掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。

最後に
#

以上で今回のレビューは終了です。最後までお読みいただきありがとうございました。テスト方法の微調整など、これまでとの違いも楽しんでいただけたなら嬉しいです。

ご質問やご意見があれば、Xで気軽にコメントしてくださいね。

それでは、また次回!

Einarでした。

ギャラリー
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モデルレビュー - この記事は連載の一部です
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